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来るべき千年紀を祝うために、1999年より始まった
『東京ミレナリオ』。光の彫刻・パラトゥーラが丸の内仲通りそのものを巨大な舞台装置に変え、都市を象徴する祝祭となります。冬の風物詩としてすっかり定着したこのイベントですが、JR東京駅の復元工事着工に伴い、現在のスタイルでの開催は今年で一旦休止。
そこで、作品プロデューサーの今岡寛和氏に、この6年間を振り返っていただきながら、お話を伺いました。
ミレナリオを楽しむためのお役立ち情報もチェックして、光の舞台をこころゆくまで楽しみましょう!
丸の内には、無限の可能性がありました。
とはいってもそもそもは、丸の内再開発事業のことすら知らなかったんです。知ったのは、たまたま街を歩いて「ここだ!」と決めてからの話。丸の内には私たちが欲していたすべてがありました。それは3つの明確な条件です。一つは、光を表現する上で重要な、神秘的な闇があったこと。二つめは、数百メートル直線が続く通りがあって、非常に秩序立って道路と歩道があったこと。完全にシンメトリーになっていて、すばらしい街の品格がある。三つめは、アクセスです。この言葉にはふたつ意味があります。まず物理的なアクセス。東京駅という鉄道交通の拠点があること。
それと心理的なアクセスのよさ……「会場はJR東京駅丸の内口を出たところですよ」と言うと、誰でも来られそうですよね。
最低限、この3つの要素がほしかったんですが、丸の内は奇跡的にも四つめの要素を満たしてくれたんです。それは土着性がないこと。たとえば浅草の三社祭においては、地元の人以外は観客にしかなれない。また、住民の少ない商業地――たとえば原宿や青山という街――においても、その街が好きな人がいて、リピーターがいて、街のカラーを作りだしています。ところが丸の内は、誰の色も着いていない。聖地みたいな場所だった。
誰にとっても初めて、誰が来てもよそ者扱いされない。東京という非常に広域な都市構造のなかで、小さな町とか村ではなく、東京そのものを象徴するような祝祭が開催できる。それが人里離れたところではなくて、東京のど真ん中であったのが奇跡的だと思いました。
ひょっとしたら、2〜3年後だったら、この街を選んでいなかったかもしれません。まっさらな状態の丸の内でこういう大規模な祝祭というものを行う機会を持てたことは幸せですね。お店がたくさんできたからといって、無秩序になるわけではなく、歩道は広くなってもシンメトリーは維持されていますし、突き出した看板や派手なネオンサインがあるわけでもありません。見上げるとそこには依然として美しい闇があります。それでいて、丸の内仲通り全体が輝いているような印象を受けます。祝祭というものは、生まれて育っていくものですから、時間の経過と共に街が変わってきたのは良かったのではないかと思います。
そうですね。大切なのは、街が祝祭の舞台になっていること。劇場やスタジアムやホールのように目的の決まった限定された空間ではないということです。『東京ミレナリオ』では、パラトゥーラという光の彫刻が舞台装置になっています。ですが、主役は作品ではなくて、そこに集う人々。光の中に入ったときに、見知らぬカップルや老夫婦や……何万という人たちが一緒に歩いている。他人同士なのにみんな上を向いて光を浴びてキラキラ輝いている。雑踏って元来不快なものなのに、ミレナリオにおいては他人の笑顔や喜びの声までもが光と共に溶け合って伝わってくる。ましてや一緒に来た人とはさらにふれあいを感じることができるんです。この祝祭の目的は人々に感動と驚きを与えること、つまり主役は人々の笑顔だと考えています。
これまで……とくに初期に考えたことは“具象を避ける”ということでした。「キレイ!」と驚いてもらうんですけど、具体的なデザインは覚えていない。驚きを、光だけを心に残してもらえるように、幾何学的な表現を組み合わせることをしてきました。
2003年は江戸開府400年という事業に合わせ、江戸切子をモチーフにし、ある程度は具体的になりました。とはいえ、つねに新鮮に観てもらいたいので、分かりやすくなりすぎないことを心がけました。毎年テーマ設定がされていることをご存じない方も多いと思いますが、この2003年のとき、丸ビル前で老婦人がラジオのインタビューをされているのをたまたま耳にして、ずいぶん驚きました。「ミレナリオはどうですか」というような単純な質問に、「とても品格があってよかった」って答えてるんですね。毎年来ていて、「去年は華やかだったけど、今年は色が少なくて上品で……」なんて淡々と答えてらして。江戸切子の特徴に合わせてなるべく色を使わない方向で作ったんですが、それを80代のおばあちゃんが一言で表現したので、驚きましたし、嬉しいなあと思いました。
このおばあさんの例もそうだと思いますが、都市の持っている吸引力とは全然関係のない部分で、あらゆる層の――子どもからおじいちゃんおばあちゃんまで、男女を問わず職種を問わず――非常に幅広い何百万という人を集めたということですかね。
逆に言うと、「丸の内ってこんな街なんだ」ということをミレナリオを通じて知らしめることになった部分もあると思います。毎年この時期に来て、新しいお店のオープンを知り、ビルの中のレストランを知り、街の様変わりを知る。都市の再開発や活性化を語る時、いかに人を呼ぶかというのは大命題ですよね。そのため、いろんなマーケティングや広報戦略を通じて事業を行います。ミレナリオはとてつもない情報発信力とともに、直接的に人を呼ぶことができた。これまでにお越し下さった来場者数は1439万人。これは大きかったんじゃないかなと思います。
東京駅の竣工は2011年ですが、どうするかはこれから検討していくことになります。当面、東京駅の工事で仮囲いが出来て景観が変わります。安全が確保できるかどうかもはっきりしません。不確定要素が多いので決断できないわけです。いろんなことが分かってくると、2006年以降の対応策も検討できると思います。
ただ、「東京の祝祭」と呼べる冬の風物詩となる可能性を持っている事業なので、何らかの形で継続させたいという思いはあります。5年10年という単位で何もしない場合、「東京の祝祭」ではなく「丸の内の祝祭」になってしまう可能性があります。まだ、今のところ丸の内はあらゆる人たちにとって新鮮で、薄く色が付き始めたばかりです。それが青山や渋谷同様に、イメージが固定される可能性がある。そうすると、東京全体を象徴することはできません。来年以降も、他のどの街にもできない祝祭を継続できる可能性を残して模索していきたいと考えています。
もちろん、まずは何よりも今年をちゃんと終えるということですけどね。
祝祭が成長し定着するのと時を同じくして街も育っていきます。今、最も都市という広い意味での東京を象徴することができる街・丸の内。具体的にこういう街であるという定義付け以前に、ひょっとしたらいつしか「ミレナリオのある街」という呼び名がふさわしくなっていたのかもしれません。
来年以降の予定はまさしく未定。ですがその前に、今年もまた光の中に入って行き、その空気を全身で覚えて帰ることにしましょう。

※2005年度作品のテーマについてはこちら
毎年人気の公式グッズは、本年度までの全7作品をモチーフにしたもの(カレンダー、ポストカード、しおり)もあり、記念度高し。また、2005年度作品のモチーフに、6つのLED(発光ダイオード)が光る「フラッシュバッジ」や、今年初登場の携帯電話の画面フィルターシール「メールブロック」も見逃せない!
◆公式グッズ販売場所:東京国際フォーラム地上広場
                                :東京中央郵便局前
◆価格:フラッシュバッジ500円、ポストカード(5枚組)500円
            壁掛けカレンダー(A2サイズ)1200円ほか
◆ オフィシャルショッピングサイトはこちら
おみやげには老舗の定番お菓子ミレナリオバーションを。東京會舘は「『東京ミレナリオ』オリジナルクッキー」、銀座東京羊羹は、「東京ミレナリオ記念『オリジナル羊羹』」を販売中。また、今年初登場の東京千鳥屋「『東京ミレナリオ』オリジナル千鳥饅頭」、「チョコレートクランチ」も販売決定。いずれも売切れ次第終了となるので早めに手に入れるべし。
≪「東京ミレナリオ」クッキー≫
◆販売場所:東京會舘 スウィートプラザ→MAP
                 :東京国際フォーラム地上広場
◆価格:クッキー缶 1575円、スペシャルセレクション 3885円
※東京国際フォーラム地上広場ではクッキー缶のみ販売
※[問]東京會舘スウィートプラザ:03-3215-2126

≪東京ミレナリオ記念「オリジナル羊羹」≫
◆販売場所:銀座東京羊羹 本店(JR有楽町駅より徒歩2分)ほか
◆価格:竹皮羊羹(1棹詰め)本煉 1575円ほか
※[問]銀座東京羊羹本社:03-3535-6060

≪オリジナル千鳥饅頭、チョコレートクランチ≫
◆販売場所:東京千鳥屋各店舗
                 :東京国際フォーラム地上広場
◆価格:チョコレートクランチ缶 840円、オリジナル千鳥饅頭 1260円
※[問]東京千鳥屋:03-3915-0865
昨年度から登場した「東京ミレナリオ・ギャラリー号」。今年は2005年度作品をデザインした車体に加え、過去6年間の作品をデザインした「ヒストリー車両」もお目見え。 通勤・通学で、また会場までのアクセスで、ミレナリオの雄姿を心に刻もう。

◆運行日:12月16日(金)〜30日(金)
◆運行線区/車両:山手線/E231系2編成
東京ミレナリオ2005年度作品と、来春から復元工事に入る東京駅の赤レンガ駅舎がデザインされた記念グッズが発売される。80円切手20枚にオリジナル台紙が付いた「ふるさと切手『東京ミレナリオ』切手シート」と、「東京ミレナリオ『Suica』イオカード」。ミレナリオと赤レンガ駅舎、東京を象徴する両雄の姿が織り込まれた2点をコレクションに加えてみては?
≪ふるさと切手「東京ミレナリオ」切手シート≫
◆販売開始日:12月24日(土)〜
◆販売場所:東京中央郵便局前臨時出張所
◆価格:1600円
※売切れ次第終了

≪東京ミレナリオ「Suica」イオカード≫
◆販売開始日:12月24日(土)14:00〜
◆販売場所:東京駅(丸の内南口及び北口ドーム内特設ブース)
                 :東京国際フォーラム地上広場(JRブース内)
◆価格:2000円(500円のデポジット含、台紙付)
※15000枚限定売切れ次第終了。購入は一人3枚まで
光の彫像「スクルトゥーラ」の展示とオフィシャルグッズ販売ブース、フードコートなどで毎年賑わう「フォーラム・ミレナリオクラブ」。今年はガラス棟の巨大空間を使ったデジタルアートによる光の祭典「スピリチュアル オブ ライト」や来年GWに開催する「熱狂の日」音楽祭のプレイベントなど、東京ミレナリオとプラスαで楽しめるエンターテインメントが盛りだくさん。ミレナリオ点灯前の時間も利用して、光と音楽にあふれる1日を。
≪光の祭典「スピリチュアル オブ ライト」≫
◆日時:12月24日(土)〜31日(土)
             日没〜22:00(31日は翌日3:00まで)
◆場所:東京国際フォーラム ガラス棟ロビーギ ャラリー

≪「熱狂の日」音楽祭プレイベント Club Classics≫
◆日時:12月24日(土)〜31日(土)
             11:30〜22:00(31日は翌日3:00まで)
◆場所:東京国際フォーラム 展示ホール
※詳細はこちらから
1日約30〜40万人が入場するミレナリオ。光の回廊「ガレリア」の入口である光の玄関装飾「フロントーネ」に行く着くまでは、順路に従い大手町方面から並ばなくてはならない。その順路にあるDEAN&DELUCAでは、店頭でコーヒーの他に体の芯から温まるホットワイン、ホットオートミールを販売。行列の待ち時間を利用してどうぞ。

◆販売期間:12月24日(土)〜31日(土)
◆販売時間:17:00〜22:00(*売切れ次第終了)
※店舗詳細はこちら
※場所はこちらから→MAP

サンタモニカ発のスシレストラン、ザ・ハンプでは、お食事のご予約のグループ全員にグラスシャンパン(1名様一杯)をサービス。シャンパンとスシディナーで、きらめくミレナリオの夜をグレードアップしてみては?
「Marunouchi.comを見た」と一言添えて予約を。


◆日時:12月15日(木)〜31日(土)
             月〜金18:00〜23:00(L.O)、土日祝17:00〜22:00(L.O)
※要予約。スシレストランのディナーご予約の方に限定
※Club@Marunouchi会員クーポンの併用不可
※店舗詳細はこちらから
※場所はこちらから→MAP
ミレナリオのクライマックスは「キューバン サルサパーティ」で盛り上がろう! フリーフード&フリードリンクなのでミクニ のお料理も食べ放題。お得なペア割引はミクニHPをチェックして。

◆日時:12月31日(土) 開場21:30 22:00〜25:00
◆料金:1名6000円
※要予約:ミクニズカフェ マルノウチ(03-5220-3921)まで
※店舗詳細はこちらから
※場所はこちらから→MAP
光の回廊「ガレリオ」を東京国際フォーラム方面へ抜ける道沿いのブラッスリー オザミ店頭では、心も体も温まるポトフやスープ、ホットワインなどをご用意。1月1日の年明けには深夜から洋風のお雑煮も登場するので、カウントダウン後、新年の始まりをお祝いしよう!

◆販売期間:12月24日(土)〜2006年1月1日(日)
◆販売時間:ミレナリオ点灯〜終了まで(※売切れ次第終了)
※店舗詳細はこちらから
※場所はこちらから→MAP
パリの三ツ星レストラン、タイユヴァンのワインショップからは、フランス語でホットワインを表す“ヴァンショー”を、増田シェフオリジナルレシピでご提供。併せて、スペインのスパークリングワイン“カヴァ”の4/1サイズも店頭にて販売。寒さの中、格別な味を楽しんでみては?

◆日時12月24日(土)〜31日(土)
◆販売時間:17:30〜21:30
◆価格:「ヴァンショー」500円、「カヴァ」(4/1サイズ)500円
※店舗詳細はこちらから
※場所はこちらから→MAP
ラ・メゾン・デュ・ショコラのイートインスペースで大人気のショコラドリンクを、テイクアウトでいかが?最高級のチョコレートを贅沢に使用した、風味豊かで濃厚なショコラドリンクは、チョコレート専門店ならではのリッチな味わい。冷えた身体を温めてくれるはず。

◆販売時間:11:00〜20:00(*売切れ次第終了)
◆価格:「ショコラドリンク」(テイクアウト用)¥680
※店舗詳細はこちらから
※場所はこちらから→MAP
天使の歌声、幸福を招く鐘の音…と称される「ハンドベル」。日本唯一のプロ・ユニット「flangia」がミレナリオの光溢れる丸の内でその清らかな音色とハーモニーをお届け。音と光の芸術を五感いっぱいで鑑賞しよう!

◆日時:12月28日(水)開場18:30   19:00〜20:00
◆場所:ケンウッドスクエア丸の内(新国際ビル1F)→MAP
◆入場無料
◆定員:50名
※要予約:ケンウッドスクエア丸の内(03-3213-8775)まで
※当日は着席できない場合もあり
※詳細はこちらから