スタイリスト四方章敬さんをディレクターに迎え、これまでさまざまなアイテムを送り出してきたブリティッシュメイド オリジナルウェアコレクション。そのなかでもベストセラーとなっているアイテムのひとつが、オフィサーパンツ「ポーツマス」です。大いに好評をいただき、新色のカーキを加えて再度ラインナップ。
「ポーツマス」のインスピレーションとなったのは、1960年代に英国海軍で採用されていたオフィサーパンツ。“イギリスにルーツをもつアイテムを再解釈して提案する”というブリティッシュメイド オリジナルウェアコレクションのコンセプトに基づき、四方さんがスタイリスト四方さんがヴィンテージをリサーチして生まれたアイテムです。
「2プリーツ&サイドアジャスターという仕様はテーラードウェアにも通じるクラシック感があり、ひと目で気に入ったモチーフでした。シルエットも今のイタリア系パンツほど細くなく、それでいてワイドすぎないバランスがちょうどよかったですね。ただし、そのままリプロダクトするのではなく、僕なりのフィルターを通して再構築しています。
シルエットに関しては、’60年代ヴィンテージの雰囲気は残しつつ、裾を少しだけ絞って微テーパードに。またウエストバンドを細くしたり、ヒップポケットを追加するなどディテールもドレスパンツに近づけました。
また、本来はミリタリーパンツゆえ簡素な作りだったのですが、「ポーツマス」は上質さにもこだわっています。日本屈指のドレスパンツファクトリーに生産を依頼し、アイロンワークなどの手仕事を取り入れて仕立てていただきました。骨太でありながらクオリティの高さも備えているため、テーラードジャケットからTシャツまでマッチする一本に仕上がっています」と四方さんは解説します。