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魅惑のアイランド“四国”に酔う

東京サンケイビル「四国大夏祭り」レポート〜

さぬきうどん、道後温泉、八十八箇所巡り…。しばしば小説や映画の舞台ともなり、世界有数の巡礼地として知られる四国。憧れながらも、いまだ足をふみ入れたことのない神秘の島、四国の夏祭りが東京のド真ん中で体験できる!? 会場は東京サンケイビルのメトロスクエア・ガーデン。都心ビジネスの一等地に立地する情報発信基地です。こちらでは定期的にライブやセミナーなどのイベントが開催されており、ダンスイベントやお祭りなど、独自の参加型イベントには毎回参加するファンも多いとか。そんな中、初めてメトロスクエアで開催される「四国大夏祭り」。憧れの四国の名産とひと足早いお祭り気分を味わいに行ってきました。

地酒、地ビールと聞けば、何はなくとも駆けつけたい丸の内ホームページ事務局ワタナベ。純米酒講座レポート以来の登場です。今回は、飲み友達? 女子1名を伴いまして、イザ!

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主催団体Home Island Projct(HIP)とは?
東京のド真ん中で、“四国”のお祭り。いったい誰が…。企画・主催したのは、四国出身の若者有志によって結成された「Home Island Project」。東京を拠点に、「四国」の魅力を世界中に発信することを目的として活動をしています。メンバーは20代、30代の若者が中心。出身県は4県さまざまですが、「四国」を一つの美しい島としてとらえ、「四国」ブランドを国内外に発信するとともに、自分たちも含めた首都圏に在住する若者たちが故郷の魅力を再認識し、Uターンを考えていけるようにと、地元企業や事業のPRにも取り組んでいます。その活動は、本年3月に都内で開催した「ビジネスフォーラム〜世界につながる四国の企業」から始まりました。企業トップが首都圏から集まった若者たちに四国の可能性を語るフォーラム。引き続いてのイベントは、さらにパワーアップし、四国の魅力を伝える多様なPRマンを招いた“お祭り”の開催となったのです。さあ、四国の魅力の数々を、まずは見て、味わってまいりましょう!【写真】Home Island Projectメンバー高松さんと。

まずは“食”。各県の名産と地酒を味わう
“地酒に地ビール、さぬきうどん、蛇口からポンジュース…”っと魅惑のコピーに誘われて、まずは飲み物コーナーへ。愛媛の地ビール「道後ビール」で乾杯。白でも黒ビールに近い渋めの味ですが、日本のビール好きにはたまらない味です。かわいい“みかん”キャラの蛇口から出る「蛇口からポンジュース」、じゃこ天(愛媛)、フィッシュカツ(徳島)、いも天(高知)などの「四国うまいもん」コーナーは、なが〜い行列が出来るほど大盛況。なので並ぶのをあきらめ、通好みの地酒コーナーに。こちらは4県11の酒蔵より、お勧めの銘柄が揃えられています。私は徳島・斎藤酒造場の純米酒「阿波山田錦」、愛媛・篠永酒造の「森の翠 特別純米酒」をいただきました。ちょっとくせのある山田錦、お米の旨味が広がる森の翠。各々咽越しのよいお酒でした。それにしてもこんなにたくさんの酒蔵が地元にあるなんて、うらやましい。。。

この日“ふるまいうどん”として提供された「さぬきうどん」は、映画『UDON』にも登場し、「農林水産大臣賞」を受賞した香川県・(有)日の出製麺所のうどん職人さんが、会場内での実演で打ったもの。ツルツルシコシコ、のどごしさっぱりのおうどんは、いくらでも食べられる後をひく美味しさ。実演で、その作業の繊細さを見ることができました。伸ばして、切って粉をまぶしたうどんの美しいこと。この作業があの美味しさを生み出すのですね。

地酒の後の〆には愛媛県の郷土料理、鯛めしをいただきました。当日、供されたのは、県南部(南予地方)宇和島市の老舗「かどや」のもの。熱々のごはんに鯛の刺身をのせ、タレと生卵、薬味を添えていただく愛媛県南部の独特の食べ方です。鯛茶漬けはよくいただきますが、こうやって食べる鯛めしは初めて。なるほど、お刺身のしっとり感を失わずにごはんがすすむ逸品です。

キャラクターも元気、みかん王子も登場!
会場のメインステージでは、オープニングの鏡割りから始り、各県キャラクターの紹介、四国に関する知識を競って名産品などを獲得するクイズ大会「シコクイズ」が展開されました。高知の「くろしおくん」、香川県の「あおおにくん」が着ぐるみで登場し、子供たちに大人気。四国四大夏祭りのひとつ「松山祭り」で活躍する“イケメン連”から発足した4人組ユニットで、愛媛みかんのPR・宣伝をしている「愛媛みかん王子」はクイズ大会の出題やプレゼンターを勤めました。故郷のPRに一躍を担おうとみんながんばっているんですね。

ダンスタイムに突入!!
クイズ大会の表彰が終了し、いよいよメインイベントのダンスタイムです。会場はテーブルやイスが撤収され、ダンスフロアに早変わり。各ブースに散らばっていた来場者もフロアに集まってきました。まずは、高知の「よさこい踊り」。この日は、首都圏で活躍する3チームの踊りが披露されました。
「よさこい鳴子踊り」は昭和29年、当時の不景気を吹き飛ばし、市民を元気づけようと高知市で行われたのが始まり。数少ないルールのひとつは、両手にカチャカチャとリズムをとる“鳴子”を持って踊ること。鳴子を持って連の中に入れば、初めての人でも自然にリズムにのって踊れてしまう…という気軽さから、現在では「よさこい踊り」は全国に広がり、各地の団体、さまざまなフェスティバル・イベント等で踊られているということです。音楽や衣装も、その団体の個性に合わせてアレンジするのが「よさこい」流。当日参加した3チームの趣向も個性的でした。ピップホップと融合したイメージで踊る女性ばかりのグループ「TOKYO夜さ来いCOMPANY 〜輝組〜」、浴衣に粋な半纏姿で気合十分の「子鳩子兎 横浜百姫隊」、そして鮮やかな衣装に身をつつんだ「ドリーム夜さ来いオフィシャルチーム」が、各々の踊りを披露。来場者が参加してのよさこい講習会も行われました。

極めつけはやっぱり「阿波踊り」でしょう?
「四国大夏祭り」。このイベントのトリを飾ったのは、日本三大盆踊りの一つである「阿波踊り」。「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃそんそん♪」のフレーズはおなじみですが、この日初めて「阿波踊り」を目の当たりにした私は、図らずもそのフレーズのまんま“見るに阿呆”になってしまったのです。当日「阿波踊り」を会場で披露したのは、東京・高円寺阿波おどり連協会所属の「天水連」。鉦や太鼓の生のお囃子による独特のリズムとともに、まずは、笠を目深に被った女踊りが艶やかに登場します。その指先から足元の動き、赤い襦袢がチラリと覗く浴衣の裾のはらいまでがピッタリと揃った美しさは、思わず目を見張るほど。次第にエスカレートするお囃子にのって優雅で妖しくさえある舞いが続きます。女踊りが袖にひき、今度は男踊りがやってきます。低い腰で、最初に一人、粋で豪快な踊りを披露、そして、三人、五人…、舞手が増えて、段々と踊りもエスカレートしていきます。お囃子の音も大きくヒートアップ! そしてまた静かになり、一人踊りから…というような繰り返し。基本の振りとステップの繰り返しながら、見ているこちらもなぜかヒートアップしてしまいます。口をあけて見ている私はそれこそ「見る阿呆」。そして「踊らなそんそん♪」と思わず踊りたくなる…。それは見た人、踊った人でなければ分からない阿波踊りの真髄。最後は、男踊り、女踊り入り乱れた大乱舞でフィナーレ。演技を終えた天水連の人々は、大興奮した入場者の喝采を浴びながら、お囃子のリズムとともに粋に引き上げていくのでした。

一つの島に4つの個性がある四国。この「四国大夏祭り」では、出身県それぞれの風土、産業、文化など、各々違った個性を持ちながらも、郷土に対する誇りや情熱はみなさん同じようにお持ちであるということを感じました。この日のために、四国から足を運び、自社製品を熱っぽく語る酒蔵の方、黙々とうどんを打ち続ける職人の方、そして、今回のイベントを企画・運営したHIPの方々です。また、四国出身ではないけれど、四国の文化・芸能に本気で取り組み、その普及に努める人たち…。「さぬきうどん」「よさこい祭り」「阿波踊り」にいたっては全国的人気はもちろん、今や世界に向けて発信されています。
“四国に足を踏み入れずして、四国を感じる”ことができるのも、これまでに発信されてきた四国情報、そして、この日のイベントのような場所をつくろうという四国の人々の“外に向いた気持ち”があるからなのだと思います。それはきっと、巡礼をするお遍路さんに食べ物やお賽銭を無償でふるまう中で培われてきた四国の「お接待」文化の顕れなのでしょう。“ああ、行ってみたい。道後温泉、八十八箇所巡り…。”憧れの島への思いが益々強くなったイベントでした。


【Home Island Project】ホームページ
http://www.hipj.net/

【DREAM 夜さ来い】公式サイト
http://www.dreamyosacoy.jp/

【天水連】ホームページ
http://tensui-web.hp.infoseek.co.jp/

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