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衣川明子 Kinugawa, Akiko

武蔵野美術大学大学院 造形研究科美術専攻油絵コース
1986年 千葉県生まれ
2011年 個展「人と人と他と人」ギャラリーb.Tokyo、東京
グループ展「Essential Ongoing ~静寂と狂気~」新港ピア、横浜
2012年 武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻油絵コース修了
衣川明子
untitled 2011 1500×2400×40mm 綿布、油彩
untitled 2011 1500×2400×40mm 綿布、油彩
作家コメント

何かを象徴する誰かのポートレイトではなく、向かい合う感覚を体験するためのもの。
人は絵にすら反射的に感情移入しようとする。

審査員評

何かを象徴する誰かのポートレイトではなく、向かい合う感覚を体験するためのもの。という衣川のコメントにあるように、絵画の中にうかぶのは、「兆候」「しるし」のようなものである。炎や霧をみるとき、その中にたちのぼるかたちに人はさまざまな意味を投影し、同時に感じる。衣川の作品はそんな感度の領域で享受される。(長谷川祐子)