作家コメント

「祈り」とは人間、言葉、宗教、によるものだけでなく、
生命が発する一秒、また一秒先へ向かおうとする精気のようなものである。

審査員評

「既成の表現形式を疑う」ことは、言うのは簡単だが、実際に提示するには大変な困難を伴う。形式のことだけを考えていても、普通は表現として成り立たない。そこを越えようとするつくり手の強い探究心が感じられる作品。ここから生まれる「次」にも興味が向かう。（佐藤直樹）