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髙谷奏帆 Takaya, Kanaho

武蔵野美術大学 造形学部彫刻学科
1989年 北海道生まれ
2012年 武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒業
髙谷奏帆
inevitable (anthill) 2011 1300×900×700mm 樹脂、風船
	inevitable (insectivore) 2011 650×1600×800mm 樹脂、風船
	exuvia 2010 600×900×800mm 樹脂、風船
inevitable (anthill) 2011 1300×900×700mm 樹脂、風船
inevitable (insectivore) 2011 650×1600×800mm 樹脂、風船
exuvia 2010 600×900×800mm 樹脂、風船
作家コメント

そこに在るもの、在ったもの、在るけど意識できないものをこういうかたちで少しでも永く存在させたいという気持ちです。

審査員評

この独創的な制作プロセスを使った立体作品は、彫刻でありながらエフェメラの気配をもって存在している。膨らんだ色とりどりのゴム風船とそこに垂らしこまれた真っ白な石膏状の物質の効果。結果として、割れた卵の殻の集積のような危うさ、脆さを、観る者の眼に訴えかける造形だ。華やかさと残酷な脆さの同居。限りない物質感の喪失と軽やかな諧謔性。(高橋明也)