丸の内商店会おもてなしマイスターとは?
毎年開催される「丸の内接客ロールプレイングコンテスト」で上位に入賞された方に「丸の内商店会おもてなしマイスター(通称:マルスター)」の称号を授与し、マルスターとして1年間、丸の内、有楽町、大手町エリアの様々なイベントや活動に参加していただきインフルエンサーとしてPR活動をお手伝いいただいています。
今回は2025年の「第13回 丸の内接客ロールプレイングコンテスト」で、見事上位に入賞されマルスターに選ばれた5名をご紹介♪皆さんのお勤めの店舗紹介やコンテストの感想、接客などについて語っていただきました。
メンバー紹介
-

別所 真佳さん
新丸ビル 4F
TSUCHIYA KABAN
-
丸の内店の特徴を教えてください。
2025年4月にリニューアルを実施し、新しい装いになりました。自然光が入り込む明るい店内で、ゆったりと全製品をご覧いただけます。
丸の内店で私が好きなところは、革張りのカウンターです。自社の職人が仕立てたものなのですが、一枚革をシワなく張っておりとても美しいです。オープン時からエイジングも進み、色がどんどん濃くなっていることも好きなところです。
-
ロールプレイングコンテスト出場(受賞)の感想について教えてください。
まさか優勝をいただけるとは思っていなかったので、とても驚きました。大会に出場するにあたって、自分の接客の強み・弱みを見つけながら練習したことが、私の中で財産になりました。その練習を普段の接客でも活かせるようになり、接客の面白さが増したように感じています。
-
接客業を選んだ理由は?
日本の伝統工芸品の職人さんの技術力をとても尊敬していて、お客様に職人さんの技術力の高さを伝えたいという思いから接客業を選びました。
-
丸の内ならではの接客エピソードについて教えてください。
サンフランシスコへ赴任するお客様が、現地で使用する鞄を選びに来てくださいました。made in Japanの誇りを感じられる製品を持ってほしいと思い、お客様のライフスタイルのヒアリングを重ね、納得してご購入いただきました。年に2回ほど帰国されるのですが、そのたびにお立ち寄りいただき、「現地の方にこんな言葉をもらったよ」と報告してくださり、とても嬉しい気持ちになります。
幅広いお客様に来ていただけることに丸の内らしさを感じました。 -
あなたにとって丸の内はどんな街ですか?
丸の内は、都会なのに緑が多く、ホッと一息つくことができる場所が多い街だと思います。
好きな場所は、仲通りです。夏は新緑がとても綺麗で、冬はイルミネーションが煌びやかで見ているだけで癒されます。 -
最近のマイブームはなんですか?
1年ほど前から山登りがブームです。稜線から見る絶景は一度覚えてしまうと「次の山、次の山」となってしまい、時間を見つけては山に向かっています。
-
-

竹田 桃子さん
丸の内仲通りビル 1F
CABaN 丸の内店
-
丸の内店の特徴を教えてください。
CABaNは、トゥモローランド創業40年を記念して2018年に誕生したブランドです。
オーナー自ら指揮をとり、構想に2年かけてローンチしました。
性別や年齢・国籍も超えて着る人の個性をさらに引き出す、シンプルで遊び心のあるウェア・グッズを展開しています。丸の内店は都内でも一番広いお店で、インポートとオリジナルアイテムがミックスした店内構成になっており、より幅広いラインナップをお客様にご覧いただけるのが自慢です。
-
ロールプレイングコンテスト出場(受賞)の感想について教えてください。
何度もチャレンジさせていただける機会をいただけて本当にありがたいと思っています。コンテスト期間が始まると、自社のサポートチームの研修があったり、商店会の研修があったりするのですが、沢山の方に支えられて出場できているなと感じます。
-
接客業を選んだ理由は?
ファッションが好きで、元々はアパレルの制作がしたくてトゥモローランドに入社しました。まずは店頭販売から、ということでいつの間にか17年経っていました。
今はお店が一番楽しいです。 -
丸の内ならではの接客エピソードについて教えてください。
丸の内はオフィス街なので、お昼休みなどにふらっと立ち寄られてまた夜お仕事終わりにお戻りになられる方も多くいらっしゃいます。お客様に1日に2度お会いできると“お仕事お疲れ様でした、お帰りなさいませ”の気持ちで嬉しくなります。
-
あなたにとって丸の内はどんな街ですか?
私にとって、丸の内は余裕のある大人の街のイメージです。若い時は良さがわからず、今になって自身の年齢が追い付いてきた感じがしています。
場所は丸の内仲通りが好きです。CABaNがあるのが仲通りだからということもありますが、並木の緑も美しく四季を感じることができるので、良い風が店内に吹き込んだりすると、ここで働けて良かったなぁとしみじみ思います。 -
最近のマイブームはなんですか?
マイブームということでもないのですが、ここ半年ほどでカメラを始めまして、店内や商品も撮影したりしています。
-
-

井口 壱晟さん
丸ビル 1F
ビームス ハウス
-
丸の内店の特徴を教えてください。
自分のスタイルを持ち、ファッションとライフスタイルを積極的に楽しむ大人のためのショップ…というコンセプト通りに、ハイクオリティな商品と接客を信条としているお店です。
敷居高く思われてしまうこともありますが、こうなりたい・こう見せたいなど、ご自身のスタイルや思いがあるとより楽しんでいただきやすいかと思います。
-
ロールプレイングコンテスト出場(受賞)の感想について教えてください。
特別賞に始まり、準優勝、優勝…そして今年の第3位。
この4年間でほぼ全ての賞をいただきました。
2年連続優勝というのは聞いたことがなかったので、今年もと意気込んで望んでみたものの、丸の内大会のレベルの高さを改めて実感いたしました。 -
接客業を選んだ理由は?
元々アパレルでアルバイトをしていたのですが、当時から接客業(アパレル)が楽しいなと思っていました。
実は教員免許を取得しているのですが、色々と自身の将来を考えていく中で教員の道ではなく、接客業を生業としていきたいなと。
アパレルには様々な職種がありますが、僕は生涯店頭で洋服屋として接客業を続けていきたいなと思っています。 -
丸の内ならではの接客エピソードについて教えてください。
丸の内店はビームスの中でもトップクラスにお客様のご来店が多いお店で、お洋服にもお買い物にも慣れていらっしゃる方が非常に多いです。
クラシックな洋服を扱っているからこそ、過去の洋服に関する自分の知らなかった知識・見識をお客様から教えていただく機会も。
自身がレベルアップできているのは、丸の内だからこそかもしれません。 -
あなたにとって丸の内はどんな街ですか?
敷居の高さ、緊張感…、非常にオシャレな街なので、そう感じてしまう方もいらっしゃると思いますが、そういった方には、ぜひ何度も足を運んでいただきたい。知れば知るほど、居心地の良さや親近感を感じていただけると思います。
仲通りをフラッと歩いてみるだけでも、色々な発見があります。 -
最近のマイブームはなんですか?
僕のライフワークは、プロレスとお酒と旅行。
この3つは、人生において欠かせないものです。
が、この中で妻と唯一共有できるのは旅行だけです笑
今年は沖縄にも行ってきました。
-
-

森川 紀男さん
新丸ビル 5F
Franz Club
-
丸の内店の特徴を教えてください。
2017年のオープン以来、今年で18年。定番のドイツビールをベースに季節ごとに限定のビールも楽しんでいただけます。ドイツの最大のビールイベント、オクトーバーフェストをイメージした店内は、いるだけでワクワクした気持ちにさせてくれます。そんな雰囲気がとても気に入っています。
-
ロールプレイングコンテスト出場(受賞)の感想について教えてください。
受賞した際は嬉しくもあり怖くもありました。賞をいただくのにふさわしいのかどうか、いまだに思うところもあり直後はかなり真剣に悩みました。けれど今は評価してくださったことを素直に受け入れ初心に戻り、お客様に少しでも心地の良い空間を提供していくことへの一つの原動力にしたいと思っています。
-
接客業を選んだ理由は?
接客業のスタートはアパレルでした。服が好きという気持ちのほうが強く、当初の接客は独りよがりで商品説明ばかりでした。ある日当時の店長に「君の接客はお客様を追い返そうとしているようだよ。」と厳しい指摘を受け、接客について考えるようになっていきその奥深さを今に至るまで模索している感じです。
-
丸の内ならではの接客エピソードについて教えてください。
お会計時にお客様からクレジットのサインレシートにご署名をいただく際のこと、マイボールペンが手持ちになく忙しい状況で、つい近くにあった安価なボールペンでお客様にサインを求めてしまいました。そのお客様はとても感じの良い方だったのですが、優しく一言「貴方の接客は良かったけれど、このペンでは全てを台無しにしてしまうよ。貴方がプライドを持って仕事をしたいのならもっと良いペンを持ちなさい。」とご指摘くださったのです。以後、どんなときもマイボールペンは欠かさずに持つようにしています。
-
あなたにとって丸の内はどんな街ですか?
若い頃は渋谷・新宿のような華やかな場所が大好きで、毎週のように出掛けていました。その頃の丸の内のイメージはそれとは対照的で、日本一のオフィス街くらいの感覚しかありませんでした。
働くようになってからは、洗練され、魅力に溢れた世界に誇れる街だと自負しています。
大好きな場所はライトアップされた東京駅丸の内駅舎です。田舎者なので眺めていると東京で生きている実感が湧き、嫌なことがあっても頑張るぞって奮い立たせてくれる場所なんです。 -
最近のマイブームはなんですか?
今ハマっているのはスノーボードです。昨年、断捨離しようと部屋を片付けていて久しぶりにクローゼットの奥地からスノーボード一式を引っ張り出しました。
大学時代は1人でワンシーズンに20回以上も行くほどハマっていたのですが、社会人になってからスノボで顔面を強打、鼻を骨折して仕事を1週間休むという失態をしてから遠ざかっていました。
そろそろ時効かななんて思い、昨年何年かぶりに行ったところ再びどハマりしてしまいました。
しかしもういい大人なので無理せずほどほどにやろうと思います。今年も冬が待ち遠しいです!
-
-

本多 祐也さん
丸ビル 6F
九頭龍蕎麦 丸ビル店
-
丸の内店の特徴を教えてください。
九頭龍蕎麦 丸ビル店は、東京では数少ない福井県の郷土料理を扱ったお店です。
日本の玄関口とも云える東京駅を眼下に、オーナーの故郷でもある福井県への思いとこだわりを詰め込んだモダンさと懐かしさを兼ね備えたしつらいで、名物の蕎麦はもちろん、季節の食材を扱った和食を楽しめるお店になっております。
扱っている日本酒の種類の豊富さと、出汁との絡み具合が格別のおろし蕎麦は、東京にいながらにして福井旅行気分が味わえる自慢のポイントです。
-
ロールプレイングコンテスト出場(受賞)の感想について教えてください。
大人になってから何かの賞をいただくことはほとんどなかったので、喜びとともにどこか新鮮な気持ちでした。
私たちのお店はまだ丸の内に出店してから年数が長くはないので、これを機会に認知度が少しでも上がったのであれば良いなと感じております。
また、出場したからこそ感じられた参加した皆さんの熱量と人柄、サポートに携わってくださった方々がとても魅力的で、丸の内というエリアがとても好きになりました。 -
接客業を選んだ理由は?
初めてのアルバイトが飲食店だったことと、そこで出会った和食の料理人の方との出会いが接客業を今でも選び続けている理由になっています。
「調理した人間が直接お客様に料理を出せない環境下で、100%の料理を120%にして提供するのがサービスの仕事なんだ」と教えてくれたその方との出会いは、その後も人間関係の幅を広げてくれたので、感謝してもしきれません。 -
丸の内ならではの接客エピソードについて教えてください。
やはり旅行客の方々と接する機会が多いことでしょうか。特に、日本で初めて蕎麦を召し上がりにご来店されるというシチュエーションが印象的です。
私自身、以前海外のお客様が宿泊される施設で働いていたことがあるので、和食の魅力を伝えるチャンスだと思い、毎回ついつい話が弾んでしまいます。ただの話し好きなだけかもですが(笑) -
あなたにとって丸の内はどんな街ですか?
私にとっての丸の内は、表にこそ出さないけれど熱い思いを持った人が多く働いている街の印象です。
品格がありながらも心温かい人が集まる空間なのだなと思います。
おすすめの場所は、今回のロールプレイングコンテストで知り合った方々のいるお店全部ですね。実はコンテストの研修期間の前後でかなり遊びに行きました(笑)
丸ビルはもちろん、仲通りビルや新丸ビル、新東京ビルに大手町ビル、本当に素敵な人達がたくさんいらっしゃって魅力的です。 -
最近のマイブームはなんですか?
最近ではないのですが、若い頃より茶道に長く携わっております。
美的感覚を養うことができ、ゴールのない奥深い世界は、毎回その時の自分に新たな気付きを与えてくれます。
海外の友人を招いてお茶会や茶道体験会などをしたりすることもできるようになったので、今後はさらに活動の幅を広げられたら素敵だなと思います。
-