アワード/Awards

  • ● グランプリ/Grand Prize : 1名
    東京・丸の内で作品展示をすることができます。
    The winner of this prize will be given an opportunity to present his/her works in the vibrant Marunouchi district of central Tokyo.
  • ● 三菱地所賞/Mitsubishi Estate Co.,Ltd. Prize : 1名
    東京・丸の内で作品展示をすることができます。
    The winner of this prize will be given an opportunity to present his/her works in the vibrant Marunouchi district of central Tokyo.
  • ● 審査員賞/Judge’s Prize : 6名
  • ● シュウ ウエムラ賞/shu uemura Prize : 1名
    シュウウエムラは、創業者植村秀の哲学を引き継ぎ、美とアートの融合を追求し続ける化粧品ブランドです。
    才能溢れる若手アーティストの育成に貢献していきたいと考え、第3回よりシュウウエムラ賞を設立しました。
    受賞者は、シュウウエムラのソーシャルネットワーキングサービスや広報活動等を通じて発表されます。
    shu uemura–the art of beauty–Following Mr. Shu Uemura’s philosophy, the brand continues to build the
    connection between art and beauty. The shu uemura Prize establishes a commitment to discover and
    support young talented artists. The artwork of the winner will be introduced through shu uemura’s Social
    Networking Service and through its publicity activities.
  • ● フランス大使館賞/French Embassy Prize : 1名
    アンスティチュ・フランセ東京(新宿区市ヶ谷船河原町15)のギャラリーにて開催することができます。
    The winner of this prize will be given an opportunity to hold a solo exhibition at the Institut français du Japon-Tokyo.

● グランプリ/Grand Prize

村田 勇気 Yuki Murata

東京藝術大学大学院
Graduate School of Fine Arts,
Tokyo University of the Arts

審査員コメント
村田勇気の作品「大気圏」はアニメで描かれる戦いの世界と一人の人間の孤独な戦いが、伝統的な仏教彫刻のモチーフと共鳴し合い、新たな世界を表出させている。いま工芸に注目が集まってきているように、伝統が現代のコンテクストの中で蘇ってきている。伝統的な木彫の技法を用いて、このような作品が生まれてきたことを喜びたい。
(トーキョーワンダーサイト館長/今村 有策)

● 三菱地所賞/Mitsubishi Estate Co.,Ltd. Prize

吉田 桃子 Momoko Yoshida

京都市立芸術大学大学院
Graduate School of Arts,
Kyoto City University of Arts

審査員コメント
映像が投影されたスクリーンのように見えるが、作品制作のプロセスも映像的だ。音楽のPVを作るように、設定に基づきマケットを作り、それを撮影し、相応しいシーンを選んで描くのだという。しかし映像の絵画化というのでない、その両者にまたがる、新しい空気感や世界観の創出が追求されているように思う。
(三菱一号館美術館学芸グループ長/野口 玲一)

● 今村有策賞

渡邊 拓也 Takuya Watanabe

東京藝術大学大学院
Graduate School of Fine Arts,
Tokyo University of the Arts

審査員コメント
渡邊の「道具と思考のインスタレーション」は道具を改めてテラコッタで作ったもので、人間の営みを大きな時間のパースペクティブにおく意欲的な作品だ。太古の時間と現代が、思考として交錯させるタクタイルな作品のアプローチはスケール感を感じさせる。今後の展開を期待したい。
(トーキョーワンダーサイト館長/今村 有策)

● 木村絵理子賞

表 良樹 Yoshiki Omote

東京藝術大学大学院
Graduate School of Fine Arts,
Tokyo University of the Arts

審査員コメント
長い時間をかけて重ね固めたポリエステル樹脂の塊が、地面に叩きつけられる衝撃で生み出された本作は、「構造地質学」のタイトルに相応しく、突如生じた地殻変動で顕となった地層のイメージと重なる。人工的な色調と人の手で積み重ねた時間が、自然の力学と暴力的に出逢った瞬間を、効果的に表現した作品である。
(横浜美術館 主任学芸員/木村 絵理子)

● 後藤繁雄賞

高山 夏希 Natsuki Takayama

東京造形大学大学院
Graduate School of Tokyo Zokei University of
Arts and Design

審査員コメント
絵を削り、また描き、その蓄積の重層から類稀なる絵の磁力が発生する。高山夏希はその独自な手法をいかにして手に入れ、自信あるものとしたのだろうか?原初的なその技法がこれから未踏の世界への旅を用意しているに違いない。彼女の希有な絵画力がどのような大輪の花を開かせるか、実に楽しみである。
(京都造形芸術大学 教授/後藤 繁雄)

● 小山登美夫賞

丸山 純 Jun Maruyama

名古屋造形大学
Nagoya Zokei University of Art & Design

審査員コメント
信念を持った的確な形の生き物たちが、「間」と題された社会の中に生息している。原始的な力強さと共に、フラジャイルで繊細な部分とビビットな色彩がとても魅力的なアーティストで、壮大な世界観も見えてきます。
(小山登美夫ギャラリー代表/小山 登美夫)

● 高橋明也賞

中村 萌 Moe Nakamura

京都造形芸術大学大学院
Kyoto University of Art and Design Graduate School

審査員コメント
西陣の織物を思わせる、こってりとした色彩と装飾的フォルム。良い意味での京都の伝統を感じさせる画面が、現代的香りに包まれている。豊かなダイナミズムも加味され、若さが迸る作品。
(三菱一号館美術館館長/高橋 明也)

● 建畠晢賞

水谷 昌人 Masato Mizutani

京都市立芸術大学大学院
Graduate School of Arts, Kyoto City University of Arts

審査員コメント
エッジにアクリル絵具の分厚い積層を見せる画面の中央に、裏側から注入した、やはりアクリル絵具が有機的にうねりながら盛り上がっているという、不穏ともユーモラスとも言える作品である。その色合いがベーコン等の彼が関心を持つ画家の画面から取られているという、密か(?)な仕掛けも興味深い。特異な技術に大真面目に取り組むユニークな資質に注目する。
(多摩美術大学学長/建畠 晢)

● シュウ ウエムラ賞/shu uemura Prize

香月 美菜 Mina Katsuki

京都造形芸術大学大学院
Kyoto University of Art and Design Graduate School

審査員コメント
化粧品においてピグメントは重要であり、常に新しい表現方法を模索しています。香月さんの作品も同様に、絵具そのものを追求し新しい事、表現方法を試している部分が非常におもしろいと思います。この様なリテラシーは将来的に化粧品業界にとっても新しい表現方法の開拓につながると思います。

● フランス大使館賞/French Embassy Prize

村上 早 Saki Murakami

武蔵野美術大学大学院
Graduate School of Art and Design,
Musashino Art University

審査員コメント
村上早さんの作品は、素朴な外見の下に、成熟した技術力や扱うテーマの成熟を感じさせます。非常に親密で個人的な事柄への関心をとおして描き出される世界は、聖書や神話からの引用や、別の国、 別の時代を起源とする美学からの影響を想起させずにはおきません。動物や子どもの形象や聖なるものに対して、作家は独自の関係性を発展させています。無邪気ともいえる残虐性がそれらのテーマの扱い方の中に見え隠れしており、それが彼女の作品を非常に特異なものにしています。
(フランス大使館/アンスティチュ・フランセ東京)

Sous une apparente naïveté, l’oeuvre de Saki Murakami témoigne d'une grande maturité, que ce soit dans sa technique ou dans les thèmes qu'elle aborde. En effet, à travers des préoccupations très personnelles, très intimes, elle déploie un univers qui n'est pas sans rappeler des références bibliques, mythologiques, des influences esthétiques venues d'autres continents, d'autres époques. L'artiste développe un rapport particulier à la figure de l'animal, de l'enfant, ainsi qu'à la question du sacré. La cruauté presque naïve qui transparaît dans le traitement qu'elle porte à ces thèmes en font une oeuvre tout à fait singulière.
(French Embassy / Institut français du Japon)

c 2015 art award tokyo marunouchi
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