拡散する水
アギュスタン・カルデナス
1977年/カラーラ産白大理石/キューバーフランス
1927年キューバに生まれ、1955年にパリに移住しました。カルデナスは、コンスタンティン・ブランクーシやジャン・アルプの彫刻に大きな影響をうけました。シュルレアリスムの最後のグループの一員であり、彼らと一緒に数多くの展覧会を開催しています。
自身のルーツであるアフリカの原始美術を思わせる造形志向と、官能的な叙情性のある作品は、人間とも植物とも連想できるような、融合した造形を特徴にしています。この作品は広がる水を有機的に表現していますが、生き物のような生命力も感じさせます。