凹凸のブロンズ
レナーテ・ホフライト
1989年/ブロンズ/ドイツ
1950年、ドイツのシュトゥットガルトに生まれ、シュトゥットガルト州立美術アカデミーで版画と彫刻を学びました。彼女の野外作品は、特性、距離感、地質条件、光や植物などその土地に焦点をあてて制作しています。
この作品は、丹念に磨かれたブロンズの表面が周りの風景を映しこみます。凹面は風景(丸の内テラス)を光学的に縮小した反転画像として反映し、凸面は風景(車道)を吸収するように見え、その曲率の最高点で最も深い錯覚を示します。太陽光を受けて光り輝き、作品の中に空間が取り込まれ、一体になることを意識して制作されました。